2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧
甘い大気の深い森。 イノチあふれる深い森。 アキノタムラソウ (秋の田村草)シソ科アキギリ属。多年草。 日本全土に分布。 花期、7~11月。 草丈、80cmくらいに。 名の由来、タムラソウ(田村草・キク科タムラソウ属)は、 群生するようすを、軍隊を指す…
のこり秋のもれふるひかりのなかで。 陽当たりが良過ぎない環境のほうが合っているように思える。 この森でも多様な場所で育っているが、 半日蔭のこの株が最も大きく、そしてうつくしい。 ウチのホソナガカンバス植物園では日当たり良すぎて、乾燥気味なの…
のこり秋のもれふるひかりのなかで。 気配を消してる実が、 ショカ、ここだよとささやく。 (犬黄楊)モチノキ科モチノキ属。常緑。 原産、日本。全土の山野に分布。 花期、5~7月。花径、5mmくらい。 雌雄異株。樹高、10m以上に。 ツゲはツゲ科ツゲ属で…
ツルドクダミのタネが咲く花の森を知っている。 (蔓蕺、蔓蕺菜)タデ科タデ属。多年草。 原産、中国。 江戸時代に薬草として渡来、栽培され、野生化。 本州以南に分布。 花期、8~10月。花径、2mmくらい。 雌雄異花同株。 3~4mくらいに。 1kg以上になる…
おおかぜのこないあいだに。 バラ科原種の持つ野性的で凛としたうつくしい花。 冬に咲き初夏に熟すのは、台風を避ける進化でしょうか。 でも、完熟のうつくしいびわ色をこの森で観ることはない。 (枇杷)バラ科ビワ属。 中国南西部原産。古代に渡来と推測…
送電塔とハゼノキとユズリハと。 バリアングル画面に送電塔が映りこんだ。 視線上げてびっくり。 長年散策してて初めてその存在を認識。 地面すれすれのアングルや上を撮るときには下を向く。 いつからか、カメラをのぞき込んで撮ることはなくなった。 いつ…
森に咲いた赤い実が、 冬のとびらをひらく。 (扉) トベラ科トベラ属。常緑。 原産、日本(石川県・岩手県北限)、東アジア。 海岸近くに生育。 花期、4~6月。花径、1cm。 白から次第に淡黄に変化。 芳香。 初夏、センダンとの香りのデュエットが最高。 樹…
森の妖精がスイッチを入れていく、 モミジバフウが造るアキモリイロのカンバス。 赤い実と常緑の葉がうつくしく咲く。 (黒鉄黐)モチノキ科モチノキ属。常緑。 原産地、日本(関東が北限)、東南アジア。 雌雄異株。花径5~6mm。花期、5~6月。 樹高、20…
森の隠れキャラ。 子の健康を願う、 うつくしいなまえ。 うつくしいにほんご。 (無患子)ムクロジ科ムクロジ属。 南アジア、東南アジア、東アジアの熱帯から亜熱帯域に分布。 日本では、新潟、東関東以西に。 果皮はサポニンを含み、石鹸代わりになる。 花…
のこり秋の楽園を彩る花。 若々しく青々とした常緑の葉。 ずっと青春。 (木蔦)ウコギ科キヅタ属。 常緑のようすから、別名フユヅタ。 日本(本州以南)、東アジアに分布。 花期、10~12月。花径1cmくらい。 実は翌年初夏に熟す。 10mくらいの長さにな…
種が咲き、 オワリにはのこり秋のヒカリになって、 マタライネン。 (赤地利蕎麦)タデ科ソバ属。 多年草。 原産、カシミールの高地地帯。 明治に薬草として渡来。 東京・小石川植物園に植栽。逸出。 赤地利(しゃくちり)と呼ばれ、名の由来に。 単に茎の…
遠い熱帯の国からやってきて、 東京の森を熱帯に変える。 今年は花の時期から不作だと感じていて、 実の観察でも7月の長梅雨、陽射し不足の悪影響か少なかった。 ところが、 たくさん落ちてる♪ え~っ、どこに生っていたの!フシギ! 実はずっと緑で葉の陰…
風からもらったうつくしいなまえ。 おおかぜこなくてマタライネン。 (冬青)モチノキ科モチノキ属。常緑。 新潟、宮城以西、中国、台湾に分布。英名Soyogo。 雌雄異株。花期、5~6月。花径、5mmくらい。果実、5mmくらい。 樹高、8mくらいに。 幹30c…
森の妖精がスイッチを入れていく、 アキモリイロのカンバス。 (浜栴檀)ミカン科ゴシュユ属。 別名シマクロキ(島黒木)。 原産地日本(三重県以西)、中国南部、台湾、東南アジア。 雌雄異株。樹高、10~15m。 花期、7~9月。花径、5mmくらい。 名の由…
森の妖精がスイッチを入れていく、 アキモリイロのカンバス。 (櫨の木、黄櫨の木)ウルシ科ウルシ属。 原産、東南アジア~東アジア。関東以西に分布。 木蝋を採取目的に、江戸時代頃に琉球王国から渡来。 花期、5~6月。秋に1cmくらいの実が熟す。 雌雄…
アフリカのひかり。 義理の娘からもらって3年。初めての開花。 娘のとこのは何度もウチに入院してる、今も(笑)。 タニク、サボテンは小学生のころに夢中に。 現在も10数種。 ベンケイソウ科 クラッスラ属。 原産地アフリカ。 こちらは、6月中旬に開花。一緒…
四季折々にうつくしくて、 そこなしのすてきにひきこまれてしまいそう。 風はマタライネンと、 ただ笑ってる。 (南京櫨)トウダイグサ科ナンキンハゼ属。 中国原産。雌雄同株、雌雄異花、花期、5~6月。 樹高、15mくらいに。 名の由来、中国から来た、 ハ…
みなみのくにのつめたくてうつくしいなまえ。 うつくしいにほんご。 (這淡雪栴檀草)キク科センダングサ属。1年草。 熱帯アメリカ原産。小笠原、西日本以南中心に野生化。 花期、南関東では7月~12月。温暖地では1年中。 花径、3~4cm。草丈、1mくらい…
ショカ園から、側溝を伝って遠くまで繁殖。 ウチでは圧倒的にアカバナが優勢。 年々シロバナは押されている。 西日本化?(笑)。 (現の証拠)フウロソウ科フウロソウ属。多年草。 分布:北海道から沖縄、 朝鮮半島、台湾。 開花時期:7~10月。花径1~1.5cm…
はるか遠い、 ふるさとの夢をみている。 (百合の木)モクレン科ユリノキ属。 北アメリカ中部原産。 明治時代初期に渡来。 東京、新宿御苑に植えられたものが日本最初と言われています。 現在34mくらいに。 「ユリノキの博物館」と呼ばれる、東京上野、東…
ソラ指す空木。 もれふるひかりの下に。 (空木)アジサイ科(ユキノシタ科)ウツギ属。 原産、日本、中国。 北海道南部以南に分布。 「卯(う)の花」は頭文字から。 旧暦4月、卯月は「卯の花の咲く季節」の意。 『夏は来ぬ』で歌われる初夏の風物詩。 花…
寺の境内、 エゴノキ、 2度目のラブレター。 元気かしらね。 (野茉莉)エゴノキ科エゴノキ属。 日本原産。全国の雑木林に生育。 花期、5~6月ころ。花径、2cmくらい。芳香。 果実、2cmくらい。 樹高、10mくらいに。 名の由来、果実の味がえぐい、から…
遠いあの日のソラの下に、 僕を連れてって。 (辛夷)モクレン科モクレン属。 原産地、日本。全国に分布。朝鮮半島にも。 花期、3~5月。花径、10cmくらい。芳香。 ツボミは薬効。樹高、20mくらいに。 名の由来、果実の形状が子供のこぶしのようで。 別…
初夏に観察したときの、薫る風を思い出す。 長くて短い、はやくておそい時の船。 (西洋水蝋)モクセイ科イボタノキ属。常緑。 原産地、ヨーロッパ~アフリカ北部。 別名ヨウシュイボタ(洋種水蝋)、プリベット.他。 花期、5~7月。芳香。樹高、4mくらい…
あたたかい胸、 ソラにつづく入口。 (落羽松)ヒノキ科(またはスギ科)ヌマスギ属。 北アメリカ原産。 明治20~30年に、初めて東京・新宿御苑に。 樹齢は長く、1000年を超える。 樹高、50mにも。 水辺や湿気の多い場所が適地。 呼吸を助ける気根…
ラクウショウからもれふるひかりの下に。 春を待ちきれなくて、 今年も返り咲き。 すぐ近くにあるトサミズキは春以外咲いたのを観たことがない。 (日向水木)マンサク科トサミズキ属。 原産地、日本・東アジア。 花期、3~4月。樹高、3mくらいに。 名の由…
イタドリの、 花の森を知っている。 ラクウショウからもれふるひかりの下に。 (虎杖、痛取)タデ科ソバカズラ属。多年草。日本全土、東アジアに分布。 別名は、スカンポ、イタンポ他。 ふるさと新潟ではスイバ(酸葉)タデ科ギシギシ属を スカンポと呼んで…
ラクウショウからもれふるひかりの下に。 (犬酸漿)ナス科ナス属。 日本、熱帯~温帯まで広く分布。 花期、ほぼ周年(南関東)一般的には8~11月。 花径、5~8mm。草丈、50~60cm。 漢方では薬草。 イヌホオズキの仲間は、交雑・変異が大きく、さまざ…
ラクウショウからもれふるひかりの下に。 ヤブガラシほどではないが、市街地にも普通に繁殖し、 スペースあれば群生造っている。 ブドウ科のうつくしい葉と、多彩なうつくしい実が好まれ 処分を免れているのでしょう。 (野葡萄)ブドウ科ノブドウ属。 原産…
実がこぼれてガクが咲き、 色とカタチがあふれかがやいている。 さいごまでうつくしい。 (小紫)シソ科(クマツヅラ科)ムラサキシキブ属。 日本、中国や朝鮮半島にも分布。 花期、6~8月。 花径、3mmくらい。 樹高1.5mくらい。実は3mmくらい。 名…