2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧
ムクノキの花の森を知っている。 この樹の下をどれだけ長い年月歩いたでしょう。 去年7月初めに、ふと緑の実と目が合って。 ショカ、違うよ・・。 エノキじゃないよ・・。 ともだちだけど違うよ・・。 初夏に咲くから待ってて・・。 (椋の木)アサ科(ニレ…
古代日本にあったフウは何故滅びたのだろう。 木に風でフウ。 ソラをゆくうつくしいなまえ。 風だけが知っている。 (楓)フウ科フウ属。 台湾、中国南部原産。江戸時代中期に渡来。 しかし、古代日本には存在していたことが分かっている。 高貴な樹として…
宇宙の果てで出逢うようなフシギウツクシイ花が咲くと、 初夏の船が風をはらむ。 (鬼胡桃)クルミ科クルミ属。 和グルミとも。 原産・分布 日本、樺太。 花期は4月(一般的には5~6月ごろ)。 風媒花、雌雄同株で雄花と雌花が咲く。 樹高、30mくらいに。 …
生まれた森に帰るように、 タネが、 咲きました。 花も実も葉もうつくしい。 (姫烏頭)キンポウゲ科ヒメウズ属。 分布、日本(関東以西)、東アジア。 多年草、花期は3~5月。 花径4~5mm。花弁に見えるのは顎片。 高さ20~35cm。 キンポウゲ科特有の毒性…
仄暗い森縁の大群生。 もれふるショカイロのひかり。 (緑博多唐草)ツユクサ科ムラサキツユクサ属。常緑多年草。 南アメリカ原産。昭和初期に渡来。 花期、4~6月。花径、2.5cmくらい。草丈、50cmくらいに。 トキワツユクサ(常磐露草)ツユクサ科ムラ…
ふるさとの初夏。 遠い記憶の田植え花。 気温に敏感に反応して、 ほぼ一年中迷い咲く。 (谷空木)スイカズラ科タニウツギ属。 別名、紅空木(ベニウツギ)。 原産地 日本。 北海道から中国地方の日本海側に分布。 花期は4~6月、8~10月(一般的には5~6月…
時空を超える赤い船。 ヨーロッパでは古来より特別な花。 季節を行き来できる花時計を持っているよう。 1cm巾側溝脇植物園で咲き始めました。 植えたのではなく、タネが飛んで繁殖。 ここに侵入できた時点で、相当なツワモノ。 すでに相当な過密状態だか…
うつくしい香りと一緒にぽたぽたと降ってくる花。 初夏の音。 (針槐)マメ科ハリエンジュ属。北アメリカ原産。 1873年に渡来。 別名、ニセアカシア(偽アカシア)。 アカシア(Acaciaマメ科アカシア属)に似て非なるから、 偽、と付けるセンスが酷い。 花…
遠い日のふるさと。 桐とともにとても馴染みあって、 当たり前の風景の中の樹だった。 養蚕はもう行われていなかったはずなのに、 大きな樹の記憶がない。 養蚕はどこかで観たかすかな遠い記憶だけ。 雌花。 (桑)クワ科クワ属。 日本原産のヤマグワ、中国…
葉が咲きはじめて、 ほどけた春は初夏になる。 (櫨の木、黄櫨の木)ウルシ科ウルシ属。 原産、東南アジア~東アジア。関東以西に分布。 木蝋を採取目的に、江戸時代頃に琉球王国から渡来。 花期、5~6月。秋に1cmくらいの実が熟す。ロウは脂肪、食用にも…
花も葉も実も、 ソラからふりそそぐように咲く。 (秋茱萸)グミ科グミ属。 日本(道央以南)、東アジアに分布。 花期、4~6月。9~11月に実が熟す。食用。 雌雄同株。高さ2~5m。 名の由来、グイ(棘)のある木の実から、他。 細長く、夏に結実するのは、…
魔法使いのラプンツェル。 森の精霊たちの草の森。 (野萵苣)スイカズラ科(またはオミナエシ科)ノヂシャ属。 地中海島部原産。北アフリカ、西アジアに分布。 本州以西に野生化。1〜越年草。 たくさんの国々では現在も食用として栽培されている。 サラダ…
ハナミズキが咲くと、 遠くから声が聴こえる。 忘れられない記憶の声。 (花水木)ミズキ科ミズキ属、北アメリカ原産。 米国ワシントン・ポトマック川のソメイヨシノの返礼として日本に。 東北中部以南に分布。 花期、4~5月。樹高、10mくらいに。 名の由…
ホシノヒトミが見上げる先に、 イノチのハジマリ。 時空を超えていく翼。 フツウに1000年を越して生きて、 100mに達する樹高。 地球の生物の頂点は植物。 (Metasequoia)ヒノキ科(またはスギ科)メタセコイア属。 1939年、植物学者・三木茂氏が植物遺体…
宇宙の果てで出逢う草の森。 (豆加密列)キク科タカサゴトキンソウ属(マメカミツレ属)。 オーストラリア、ニュージーランド原産。 1940年ころに確認された。本州以西に野生化。 花径、4~8mm。花期、通年。 高さ、5~25cmくらい。 名の由来、 カモミ…
もれふるひかりのなか、 ソラからみえるように、 精霊が降りてくる。 (椨)クスノキ科タブノキ属。常緑。 日本(東北以南)東・東南アジアに分布。神社に植えられる。 花期、4~6月。花径5mmくらい。 8~9月ころに果実が熟す。 古より「天より降る木」と…
ちいさな太陽。 ひかりを纏って輝いている。 やさしい西風に乗ってショカ園に。 初めての開花♪ しいちゃん園で以前検証してたけど、 ホントに三時草♪ 日暮れとともにいつの間にか閉じてた。 10時半。 (三時草)ハマミズナ科ベルゲランタス属。 原産地、聖…
ひかりの海を渡る船。 散策範囲ではほとんど見ない。 全然行かない、庭園等で刈り込まれたイメージかな。 「庭木の三大名木」のひとつ♪ 伸び伸びとしたモチノキは、 例えば、仲間のクロガネモチやソヨゴとかに比べて格段に少ない。 全て雌花。 (黐の木)モ…
マルメロも好きだというショカを振って、 早めに花仕舞い。 マルメロには間に合いましたが、 カリンはすっかり咲き終わっていました。 今年は本当に早い。 (花梨・榠樝)バラ科カリン属。 原産は中国東部。 1000年以上前に渡来。 花期は3月〜5月頃。 花径…
マーマレードな恋。 バラ科、ピンク、両手でヒカリをつかむ仕草のカップ咲。 ショカを抱きしめる魔法の呪文。 バラ科マルメロ属、中央アジア原産。17世紀半ばに渡来。 marmeloポルトガル語。 別名、セイヨウカリン(西洋花梨)。 花期、初夏。花径、5cmく…
はるか遠い、 ふるさとの夢をみている。 咲き始めていた。 まだ一本だけだったけど。 いつ咲いたのか分からないが、 こんなに早いのは記憶にない。 (百合の木)モクレン科ユリノキ属。 北アメリカ中部原産。 明治時代初期に渡来。 東京、新宿御苑に植えら…
植物たちへの感謝をことばにする。 できるだけうつくしいことばで。 うつくしいにほんごで。 とてもちいさく、うつくしい青いひかりの花。 レンズを通さないとこのすばらしさに届かない。 アオハナエンドウ、ヤフるとショカブログがトップに♪ (カス間草)…
ひかりのむこうから、 芳香のシャワーを浴びせている。 雄花 雌花 (姫榊)サカキ科(ツバキ科)ヒサカキ属。常緑。 原産、中国。東アジアに分布。本州以西に分布。 花期、3~4月。花径、5mmくらい。 虫媒花。芳香あり。 雌雄異株。樹高、7mくらいに。 …
バラ科キイチゴ属はホンノウがざわつく野生的な美人揃い。 みつめられると石になる。 (梶苺) バラ科キイチゴ属。 日本原産。関東以西、海岸近くに。 花径、3cmくらい。 花期、3~5月。 初夏に熟す実は食用。 樹高、2~3mくらい。 名の由来、イチゴは、古…
この樹の下を、10数年、三週に二回は通った。 エドワードゴーチャが、白梅が、ゴンズイが、 コゴメホシノヒトミの群生がすぐそばにあり、 それらは何度も撮ってるのに。 樹の下を通り過ぎてから呼ぶ気配のような・・。 振り返ったらすぐ分かる位置に咲いて…
フウロソウ属ではいちばんの繁殖力でしょうか。 過酷な環境でも平気。 ショカ園では、ゲンノショウコに敵いませんが(笑)。 (アメリカ風露]フウロソウ科フウロソウ属。 北アメリカ原産。昭和初めに確認。 花期、4~9月。 花径、5mmくらい。 草丈、50cm…
冬の枝に咲く早春から、一か月。 うつくしい若葉も萌えて、春。 野にあれば暴れる枝。 大きくできない、毎年の強剪定では 花数は望めないみたい。 鉢に侵入した、アカバナルリハコベと、アレチヒナユリ。 アレチヒナユリのドウモウさがだんだん分かってきた…
本来、花期は夏。 迷い咲くことはこれまでもよくあったけど、 ここ数年は鉢で年中咲いてる。 外で。 地植えも葉は年中しっかりとして、 真冬はちょっと紅葉も。 さて、ショカ園にはフシギナチカラが・・。 (現の証拠)フウロソウ科フウロソウ属。多年草。 …
1971年。 母と歩いた東京原宿・明治神宮の表参道。 上野周辺のエネルギッシュで雑多な印象と違い、 当時の参道は、都心なのに静かで、厳かで、 これも、いやこれがトウキョウと感動した。 あたらしい僕が生まれた街になった。 ケヤキはその象徴となった。 …